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八つ葉の魔導書(グリモワール)【ブラッククローバー】

第20章 ページ20、絆





ケイト「人間とは…愚かで、醜くて、残酷で、理不尽で…
でも…美しくて、綺麗で、純粋で…表裏を兼ね備えた存在なんだよ。

「人を思い遣れる人間になりなさい」

子供が生まれたら、そう言いたいなあ^^」にこにこ

フエゴレオン「あ、ああ…そうだな//」

ケイト「ご懐妊おめでとうございますって感想は?」によによ

フエゴレオン「そんな試すような顔をするな;」溜息

ケイト「またまたみんなが騒ぎそうだね^^

まさか死なないとは思いもしなかったよ」くすくす

フエゴレオン「あの時は…本当に、心配した。

心配で帰れなくて仕事も手につかないぐらいで…」ぶつぶつ
ケイト「ずっと付きっ切りだったものね^^」

フエゴレオン「ああ、心配ばかりだった」

ケイト「でもまさか…最初の行為で身ごもるとは…」

フエゴレオン「…あれからは、悪夢は見ていないのか?」おずおず

ケイト「そんな心配そうな顔をしなくても大丈夫だよ。

フエゴレオンがいる。みんながいる。何だって越えていける。
そのために、誰かがいる。それでいいんだ。

ひどい目遭わされても、そのおかげで知れたことだってある。この世が凄惨だってことも、理不尽だってことも…


だから…される側の気持ちを考えて、動くことができる。

相手のそれを常に考えて、共に乗り越えていける…


そんな未来を、私は願うよ。

何億年先でも揺るがない平和を築き上げていけるようにするためにも、その学びは必要だから」

フエゴレオン「人の温もりは、いつなくなるとも限らないからな」

ケイト「うん…
でも、その想い出がいつまでも温めてくれた。

遠征で離れてても、ずっと……」

フエゴレオン「…これからも、よろしく頼む」ぎゅっ

ケイト「こちらこそ^^」ぎゅっ!


互いに手を握り締め合う中、これからの時を考えて私達は笑った。



そのご懐妊の件をひどく喜ばれ

ヤミだけでなくノゼルにまで(私が)叩かれたのは、言うまでもない。


ノゼル「幸せにしてやれ、世界で一番に」

フエゴレオン「ああ!」

そのノゼルの言葉を聞いて、私は笑って頷きながら叫んだ。


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