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八つ葉の魔導書(グリモワール)【ブラッククローバー】

第20章 ページ20、絆




ノエル「っ…(ふるふる&涙)
ケイト…姉ちゃん……

ケイト、姉ちゃん…
ちゃんと、呼んでるでしょ?

私が呼んだんだから…起きなさいよ!
起きてよ!一番、自分のことのように怒ったり喜んだり、してくれたじゃない!!」

そう叫んでも、泣いても、声は響くばかりで

当の本人は微動だにしないままで、昏々と眠るばかりで…


ノエル「なんでよ…(ふるふる)

どうしてっ…ひっく…うっ…」

ぽとっぽとっ


涙が零れ落ちていく中、昔のことが頭によぎった。



ケイト『ノエルは優しい子だからね^^』
ノエル『違うわよ、あんたが…そうしてくれたからっ!!』

ケイト『みんなノエルのこと大好きだって叫ぶかもね!^^b』
ノエル『そんなこと言うのはあんただけよ!』

涙をぼろぼろと流しながら叫ぶのは…
遠い過去、ケイトが私に対して言った言葉。


ノエル「私…強くなったわよ?
ぐすっ…

だから、お願い…起きて……
誕生日プレゼント、それでいいから!」ぼろぼろ


ケイト『いつか、きっと…^^』左手を拡げて伸ばす

ノエル「できたわよ。居場所…

言われた通り、出来るようになったのよ?
お姉ちゃん…っ

私の…大好きな…大切な……愛おしい…ケイトお姉ちゃんっ…;;

あんたの隣が、皆の隣が、私の居場所…」


ベッドへ泣き崩れながら左手を握り締める中、返事がかえってくることはなかった。

すすり泣く声も、むなしく響くだけ



ノエル「うあああああああっ!!
うわあああああああああん!;」

すがり泣く叫び声を、聞くものはいない…


ただただ虚しく、その場に響くだけだった…



そしてその次の日、目を覚ました。


私が隣にいる時に目を覚ましなさいよね!!←怒りの叫び


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