八つ葉の魔導書(グリモワール)【ブラッククローバー】
第20章 ページ20、絆
王位継承権第一位、ケイト・ヴァーミリオン
王族では知らない人は誰もいない、有名人。
幼い頃、気付けば隣に居て、色々と一緒に何かをして楽しんでいた想い出ばかりがある。
でも…私は生まれつきかどうかはしらないけれど、魔力の制御が下手だった。
何度も努力しても出来ないそれに、兄様も姉様も見放していたようにも感じた。
でも、あの人だけは諦めなかったし、ましてや差別なんてしなかった。
いつも真っ直ぐに目を見て、笑っていた。
ケイト「大好きだ^^//」
ノエル「ええ!!??//」
小さい頃から好きなあの人は、そんなことを平然と言う人で…
あの理不尽な過去を知った時は、狂いそうになるほどだった。
私だったらきっと、耐えられない。自殺している。
それは誰もが思うことで、誰もが普通ならばそうなること。
でも…それでも、誰かにそんな思いをさせまいと必死に頑張ってる姿を見て、負けていられないと頑張れた。
一昨年の誕生日、あの人は…いつものように何の前触れもなくやってきた。
誕生日プレゼントをもって
ケイト「誕生日おめでとう!プレゼント持ってきたよ!^^♪」
ノエル「!!プレゼント!?
も、もらってあげなくもないけど?//(ぷいっ)
(きゃー!やったー!やったー!!><//」おおはしゃぎ
ぱぁん!
ノエル「ひゃああ!」ビックゥッ!!
ケイト「クラッカーでした♪(にこにこ」してやったり顔
ノエル「って何でよ!;」
ケイト「これと同じなんだよね、攻撃魔法(ごそっ)
派手な衝撃と音があって、ちゃんと力を同じ向きに向ける必要があって」
ぱぁん!
そう言いながらクラッカーを鳴らすケイトを見て、私は悟った。
ノエル「!私に、教えるために…?
って何であんたがたくさん使ってるのよ!;」
ケイト「大丈夫!
クラッカー50本あるから!b」キラン
ノエル「多すぎよ!・・;」
それから…
原理は同じとのことで、修業をしてみた。
でも、結果はいつものように…100発に1回しか当たらなかった。