八つ葉の魔導書(グリモワール)【ブラッククローバー】
第5章 ページ5、喧嘩
ケイト「ぱあ)兄上!//」にこにこ
フエゴレオン「何をしているんだ?;
この寒くなってきた時期に」
ケイト「猫と話してたんだ。
魚頂戴って言われてね~。
でも持ってないって言ったら
シャー!!って威嚇してきたの。
だから私もシャー!って返して
「シャー!」猫の真似
「シャー!」ケイトがやった
「シャー!!」猫の真似
「シャー!!」ケイトがやった
『シャー!!!』って」
フエゴレオン「…;」
本当に、何をやっているんだ?
そう思いながら、必死にジェスチャーで伝えてくるケイトに
私は思わず、眉をひそめていた。
猫「にゃー」すりすり
ケイト「甘えてやってんだから魚寄越せってさ」
私の足元にすり寄ってくる猫の声を、ケイトを通じて知った時は
動物が純粋なものだという認識との違いに、軽く気が遠くなりかけた。
猫「しゃぎゃー!!」
それから、猫を追い払った後
フエゴレオン「で、ここまで歩いてきた理由はなんだ?」
ケイト「迎えに行こうとしてたの」
フエゴレオン「赤ん坊についててやって欲しいと言ったはずだが?;
お前なら何故泣いているのか魔から読み取れるだろう?
大いに助けになっているんだが」
ケイト「大丈夫!
兄上の力が必要だったから、こうやって外に出てきたわけだし!」ぐっ!
フエゴレオン「それはそれで少ないんじゃないのか?;
お前なら、できることの方が多いだろう」あきれ顔
ケイト「あ、母上から伝言」
フエゴレオン「?なんだ?」
ケイト「「お買い物行ってきなさい」だって」
その一言で、私は察した。
ケイトは、人間関係や受け答えが非常に不得手だから。