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八つ葉の魔導書(グリモワール)【ブラッククローバー】

第1章 ページ1、出生





「強大な魔力なのにもったいない」だか

「攻撃魔法に転じればなあ」などといったことを、周囲から好きに言われた。


でも、姉と母は受け入れてくれてて…

父はあまり向き合おうとせず、それでいながら可愛がり
その割に八つ当たりっぷりは変わらずで……;



母の不安からの口下手でありながら

ベラベラと昔の愚痴など
昔に何度も話した事と同じことまでひっくるめて話してくるのは相変わらず;



姉は唯一

「こっちが頭で考えて、ケイトは実行係ね。頼りにしてる」


頼りにしてくれた、認めてくれた人で

自分にとって、支えとなった人だった。



が、6歳の時に転機が訪れることとなった。




その日、父の怒りが最高潮に達しており

怒りのままに魔導書を使わずに暴れ続け


刃物まで手にした。



結果…

私は一家そろって殺されたわけなのだが……




父もまた、たまたま訪れた人に強盗かと思われて殺されたらしく


真偽は解らぬまま、ハーミットの血は途絶えたように見えた。



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