八つ葉の魔導書(グリモワール)【ブラッククローバー】
第16章 ページ16、遠征
昼の試験受付が始まる11時30分よりも数十分前…
11時頃、私達三人はある魔道士の家に特攻の如く押し掛け
敢行していた。
「ええ!?ケイト様を小さく!?」
『頼む』ずさぁーっ!!!
「何でそこで土下座なんてして!!;」
冷や汗交じりに驚きしかわかないようで、ただただ焦っていた。
フエゴレオン「後生の頼みだ!」がっ!!!←額を地面に叩きつける
「ひいいい;
(床がめり込んでいる!!;フローリングにしたばっかなのにいいい!;」真っ青
ヤミ「幼いケイトと一緒に過ごしてみてえんだよ。写真でしか見たことねえから!」ぺこ
ノゼル「頼む」ぺこり
「何でお偉いさん方ばっかりそろって土下座してんですかあああ!!;」ただただ恐縮
む?なぜ例の魔道士は震えあがっているんだ?
はっ。
まさか…
「あ、頭あげて下さい!!;」おろおろ
ヤミ「やるって言うまで上げねえ!!」
フエゴレオン「まだ足りないのか!?わかった!!(ごぉっ!!)
本気で頼む!!!」どごぉっ!!!!&ぼおおっ!!!!
「わぁー!!!;床があああアアアア!!!;;
まだ新しいのにいいいいい;
(めり込んだあああ;粉砕したあああ;;燃え上がったアアアア;;;」
ノゼル「まだ足りないか?」ゴゴゴゴゴ
「全身全霊をもってやらせていただきます!!;(ずさぁーっ!!!)
やるから本当にやめて!;
これ以上俺の家破壊しないでええええ!!!;」半泣←切実な叫び
フエゴレオン「逆に土下座されて頼み込まれてしまった…
何故だ?」←無自覚天然
ヤミ「お前の天然真面目っぷり、マジで怖え」ぼそっ
フエゴレオン「?意味が解らないんだが」きょとん
そんなこんなで時間になり、すぐ試合会場の受付へ私達は向かった。
無論、決行するのは試験が終わった後だ。