八つ葉の魔導書(グリモワール)【ブラッククローバー】
第10章 ページ10、入団試験
誕生日のあの事件のあった後、本当に不安になった。
レオポルド「姉上…死なない?;」
ケイト「死なないよ^^
なんたって、レオの姉上なんだからさ」にっこり
レオポルド「ぱあ)姉上~!^^」ハグ!
医療棟でまだ入院していた時
頬に手を当てて撫でながら言う姉上に、俺は安心した。
いつも…
いつも、姉上は優しかった。
魔法学校から帰ると、跳びついてくる俺に何度でも付き合ってくれた。
今でも覚えているのは、子供の獅子や鷲を撫でてる時
俺も~っと跳びつくと、笑って撫でてくれたこと。
頬にキスをすると、姉上も嬉しそうに笑って頬にキスをしてくれて
思わず、一緒に見つめ合いながら笑い合ったこと。
(姉上の背後にいた兄上とノゼルさんは怖かったけど;)
いつもいつも…
俺と向かい合ってくれた、全身で愛情をぶつけてくれた。
レオポルド「姉上;怖い夢見た;
一緒に寝てもいい?;」ぐすん
ケイト「ん~。
実を言うとね、私も悪夢見ちゃったんだ^^;」
レオポルド「ええ!?」
ケイト「ということで…兄上のベッドへ潜り込みに行こう!」キラン
レオポルド「兄上の?」きょとん
ケイト「うん!^^
早い者勝ち!競争だ~!」だっ!!
レオポルド「あ、姉上待って~!」あせあせ
ケイト「ほらほら、置いてっちゃうぞ~!^^」
レオポルド「やだやだやだああ;俺も一緒に行くんだあ~;」
泣きそうになりながらも必死に追いすがる中
ケイト「あっはっはっはっ^^」
俺に左手を伸ばしながら、走る速度を少し緩めてくれた。
レオポルド「姉上!大好き!^^」
俺はただただ嬉しくて、その手を右手で取って走りながら叫んでいた。
ケイト「!//…私も、レオが大好きだよ^^//」
レオポルド「ぱあ)!//
へへっ^^//
姉上も兄上も大好き~!♪」
ケイト「私もレオと兄上が大好き~!♪
えへへ、初夜這いだ!」にや
姉上…
俺の大事な…欠かせない、たった一人の姉上……
5歳の時、姉上と俺は血縁上「はとこ」だと教わった。
でも、俺にとっては大切な存在だから、自慢の姉上だから…
呪術の事件の件もあって、心配になって……
姉上の活躍を撮るためにも、試験会場に潜り込んだ←好奇心が勝った
(レオ視点です)