第1章 変わらない日々
和也side(3)
リビングにつくと、既にテーブルに朝ごはんが並べられていた。
(.゚ー゚)「あれ、兄さん達まだ降りてきてないの?」
ノノ`∀´ル「ううん、さっき三人とも降りてきて顔洗いに行ってるよ。あっ、カズこれそっちに持ってって」
潤くんから受け取ったお皿とマグカップをテーブルに並べていたら兄さん達がリビングに入ってきた。
まだ眠たそうな長男・智兄、新聞と資料を片手にやってきた次男・翔兄、朝だというのに無駄にテンション高めの三男・まぁくん、朝食を作っている僕の双子の弟である五男・潤くん。
これが僕の自慢の兄弟。
両親は、僕と潤くんが3歳くらいの頃に交通事故でなくなっている。
親戚は僕と潤くんだけを引き取ろうとしていたらしいんだけど、智兄が
(´・∀・`)『俺は、とーちゃんとかーちゃんがいない今、この4人しか家族がいないんです。5人でずっと一緒にいたいんです。離れ離れになるなんて嫌です。』
なんてかっこいい事言って引き取ることを断ったという。だから今、こうして5人でこの家で仲良く暮らせて言っていうわけ。
( ’ ◇’)「潤ちゃん、今日のメニューは何?」
ノノ`∀´ル「今日は翔さんの日なので、フレンチトーストだよ。」
(`・З・´)「すげー、さすが俺の彼女だわ(笑)」
ノノ`∀´ル「えっ!///そっ、そうかなぁ?///」
(.゚ー゚)「あーはいはい、惚気けるのはそこまでにしてくださいよ、翔兄と潤くん?」
ノノ`∀´ル「///とか言って、まぁに襲われて顔真っ赤にしてたくせに!」←やけくそ
(.゚ー゚)「あー!潤くんひどい!なんで言っちゃうの!」
( ’ ◇’)「なにぃ〜?カズくん嬉しかったのぉ?(黒笑)」
(.゚ー゚)「う、嬉しくなんかありません////」
(´・∀・`)「……むにゃぁ」
(`・З・´)「むにゃぁ?!智くんまだ眠いの?(笑)」
( ’ ◇’)「うひゃひゃ!智兄かーあいい!」
ノノ`∀´ル「まぁ、そんな事言ってるとカズがいじけるだろ?」
(.゚ー゚)「…ぐすんっ、まぁくんひどい(黒泣)」
( ’ ◇’)「あーーー!カズちゃん、そんなことないからね?ね?」←必死
(´・∀・`)「……そろそろ食べない?」
こうして、いつも通り笑いの絶えない朝ごはんの時間が始まる。