第1章 変わらない日々
潤side(2)
ノノ`∀´ル「はい、翔くん」
(`・З・´)「おう、サンキュー」
約束したお弁当を赤い保冷バックに入れて翔くんに渡す。もちろん中身は翔くんの好物だらけ。
(`・З・´)「智くん、お待たせ」
(´・∀・`)「おー、じゃあ行こっか」
(´・∀・`)(`・З・´)「「潤(潤ちゃん)、行ってきます。」」
ノノ`∀´ル「うん、気を付けてね〜」
玄関先で兄さん達二人を送り出して、自分も準備しようと振り返ると、まーとカズがじっとこちらを見つめていた。
ノノ`∀´ル「……どしたの、二人共。」
( ’ ◇’)「潤ちゃん、あれ何?」
ノノ`∀´ル「あれ?」
( ’ ◇’)「翔ちゃんに渡してた袋のこと」
ノノ`∀´ル「あぁ、翔くんのお弁当のこと?」
( ’ ◇’)「えーー!潤ちゃんいつの間に作ってたの?!」
ノノ`∀´ル「いつって……朝ごはん作ってるときに…」
( ’ ◇’)「まさか翔ちゃんの分だけ?」
(.゚ー゚)「当たり前でしょ、まぁくん。潤くんは翔兄の彼女なんですから、あなたの分はありませんよ。」
ノノ`∀´ル「かッ、彼女って (.゚ー゚)「違います?」……はいそうです//」」
さっきの仕返しとばかりに俺をいじめてくるカズと、その横でまだいじけているまぁ。
そんな二人を置いて、俺は自分の準備を始めた。
まぁとカズ、そして俺は神風高校に通う高校生。だから毎日3人揃って登校している。
支度の出来た俺は、今は使われていない部屋に入った。
その部屋には、かーさんととーさんの仏壇が置いてあって、俺は毎日出かける前に手を合わせている。
ノノ`∀´ル「かーさん、とーさん。行ってきます。」
( ’ ◇’)「じゅーーんちゃーーん!早くーー!」
(.゚ー゚)「ちょっ、声がでかいですよまぁくん!今何時だと思ってんすか!」
……おいおいカズ、お前の声も十分でかいぞ(笑)
そんなこと思いつつ、俺も同じくらいの声で二人に言った。
ノノ`∀´ル「今行く!」