第1章 変わらない日々
潤side(1)
カズに起こしてもらってすぐ、俺は向かいにある翔くんの部屋に行った。
部屋に入ると、寝相が悪くて布団を蹴っ飛ばして寝ていると思っていた翔くんがパソコンとにらめっこをしていた。
ノノ`∀´ル「翔くん、もう起きてたんだ」
(`・З・´)「あぁ、まあな。」
ノノ`∀´ル「まぁなって…、まさか徹夜したんじゃないの?」
(`・З・´)「……なんでわかったの?」
ノノ`∀´ル「あーもうやっぱり!すぐ無理しようとするんだから…」
(`・З・´)「いやいや潤さん?なぜにわかったんだい(笑)?」
ノノ`∀´ル「そんなの見れば分かるよ。何年一緒なのさ(笑)」
(`・З・´)「ははっ、確かにそうだな(笑)。」
ノノ`∀´ル「それに俺はあなたの恋人なんだし…」ボソッ
(`・З・´)「ん?なんかいった?(黒笑)」←聞こえてる
ノノ`∀´ル「あぁいや、ナンデモナイデス……。」
変な潤っと言ってまたパソコンに目を落とした翔くん。誰のせいで変になってると思ってんだよ!←
ノノ`∀´ル「あ、そうだ。あのさ、翔くん。」
(`・З・´)「ん?」
ノノ`∀´ル「最近翔くんお疲れ気味だなって思ってて、俺ちょっとでも元気になってもらいたいからさ……」
(`・З・´)「うん」
ノノ`∀´ル「今日から翔くんのお弁当作ろっかなって思うんだけど…平気?」
(`・З・´)「マジで!マキシマム嬉しんだけど!」
(※マキシマム:翔くん辞書で「最高に」)
ノノ`∀´ル「……ほんと?迷惑じゃない?」
(`・З・´)「何言ってんだよ、俺が潤の手料理好きなの知ってるだろ?第一、彼女に作ってもらえて喜ばねー彼氏なんていねーだろ(笑)」
なんて言いながら、俺の頭をわしゃわしゃっとなでた翔さん。‴彼女‴という言葉に若干照れたが、何がともあれ喜んでくれたようでよかったと胸をなで下ろす。
ノノ`∀´ル「よし、じゃあ今から作ってこーよぉっと。翔くんできたら呼ぶからね?」
はいはーい、と言ったのを確認して、俺は翔くんの部屋から出た。