第1章 変わらない日々
和也side(1)
ピリリリリリリ ピリリリリリリ……
朝5時。目覚ましの音で目を覚ます。
起き上がって二段ベッドの上段から降りる。
下の段では僕の唯一の弟、潤くんがまだスヤスヤと寝ている。
(.゚ー゚)「潤くん、起きてください。朝ですよ。」
ぽんぽん、と優しく彼の方を叩いて起こす。
朝が弱いため目覚ましをかけてもなかなか起きない潤くんを起こすのが僕の役割。
ノノ`∀´ル「んむぅ……。おはよぉ、カズ。」
(.゚ー゚)「おはようございます潤くん。僕、着替えて支度してから兄さん達起こしに行きますね?」
ノノ`∀´ル「りょーかい、俺翔くんのとこ行ってくる。」
智兄とまぁを起こしといてー、と言って潤くんは部屋を出ていった。
いつもと変わんない、潤くんとのやり取り。
兄さん達を起こすのも、変わらない。
僕達の日課。