第1章 変わらない日々
潤side(3)
講堂に入ると、既にまぁが席をとって待っていてくれた。
席はいつも自由だから、カズが大好きなまぁは先に来て席をとっておいてくれる。俺の席はもちろんだが、風間や斗真の席もとっておいてくれる。
( ’ ◇’)「カズー!こっちだよーこっちー(❁´ω`❁)」
(.゚ー゚)「ありがとぉ、まぁくん」
ノノ`∀´ル「ありがとう、まぁ」
T「いつもありがとうございます、雅紀先輩┏○ペコ」
K「僕らの席まで……なんか申し訳なです(汗)」
( ’ ◇’)「いいっていいってー」
ノノ`∀´ル「ってかまぁさ、クラスの友達とかいいのかよ?」
(.゚ー゚)「そうですよ、だいじょぶなんですか?」
( ’ ◇’)「いいのいいの!」
ノノ`∀´ル「でもさ……やっぱねぇ?」
( ’ ◇’)「……だってクラスにいるとほかの奴らからずーーーーーっとカズのこと聞かれんだよ?」
(.゚ー゚)「はい?僕のこと?」
( ’ ◇’)「そー!あと潤ちゃんの事も。なんでお前の弟達はあんなにも天使なんだよ、とか和也くんと潤くんを襲いたい、とか……」
ノノ`∀´ル「まじかよ……」
俺らの通う神風高校は、小中高大一貫校で根っからの男子校。故に男同士で付き合うのは当たり前になっている。←そんな中でも俺と翔くん、カズとまぁは特に有名なカップルになっている。なぜ有名なのかは、張本人の俺らでもわからないものなのだか……。
T「二人共三年生に大人気、か……」
K「羨ましいの?」
T「ばっ、ばか!ちげーよ!そうじゃなくてさ…」
N「そうじゃなくて何よ?」
T「いや、雅紀先輩も翔先輩も大変だなーって…」
( ’ ◇’)「でしょ!よかったぁ、わかってくれる人がいて」
K「それでそん時なんて答えるんですか、雅紀先輩?」
( ’ ◇’)「えーっとね、『誰にもやんないから諦めろ、それにカズに手を出したら俺は容赦しないし、潤ちゃんに手を出したら翔ちゃんが黙ってないからね?(黒笑)』って」
(.゚ー゚)「うわぁ、超恥ずかしんですけど……//」
ノノ`∀´ル「また余計なことを……//」
( ’ ◇’)「あひゃひゃ、二人共顔真っ赤っかだぁ(笑)」
まぁのまさかのドSっぷりが見えて、こんな人こそ怒らしちゃいけないと、密かに思った俺だった。