Ultimate mission&Last songs
第2章 0巡目 ルカにて
そんなことしてたらユウナが誘拐イベントが発生していたらしい。
走っていくルール―・キマリ・ティーダが見えた。
魔法の練習がてら陰から参加してみようかな。
私はこっそり3人について行き、少しだけ先回りして本編でもよく使ったクレーンに先にサンダガをかけておいた。
戦闘はゲーム画面が目の前に現れて今まで通り戦えるから、思っていたより難しくなかった。
けど、やっぱりゲームだって再認識させられたのには苦笑いだった。
大体の感じがつかめてきた私は、せっかくなのでとブリッツの試合を見にスタジアムへと向かう。
あ、でもここ確かシーモアが呼び込んだ雑魚魔物出て来たよね・・・・・・
私のパーティーではユウナが回復と召喚獣担当。アーロンさんが物理とブレイク系担当。他は状況に応じてって感じだったから、このイベント考えると剣士とかのジョブの方がよさそうなんだよな。
性格的に特攻タイプだから剣士とか前衛の方が向いてると思うんだよね。
とりあえずティーダの最強武器であるアルテマウェポンは
持ってるみたいだし、武器だけ変えておくかな。
いや、ホーリーとアルテマ連発した方が早いかな。
MP切れたら終わりだけど。
「・・・・・・ん? 誰?」
どうしようかと考えあぐねいている私の視界に、
異界の住人達の様な姿をした女性が見えた。否現れた。
「何?」
誰なのかわからないけど、私に何か伝えようとしている。
それだけはわかった。
現実世界では霊感なんてものは全くと言っていいほどなかったけど。
これも従召喚士の力なのだろうか?
でも、なんだかその女性は死人のようにも見えた。
この時はまだ、私には何と言っているのかわからなかったけれど、後々わかるようになるので、今はまだ秘密だ。