第1章 【黒バス】赤司くんでお願いします!
「折角こう何人もいるんだ。いつものペア以外と組むってもアリだな」
青峰も笑みながら云う。
「お、じゃあ青峰組むか?」
無邪気に云う火神と青峰はokと云う様に拳をぶつけ合う。
「待て。折角なのだし公平に組むべきだ」
各々指名し合うキセキ達に割って入ったのは赤司だ。
桜井持参のハーブティーを連れてきた青峰が『草の味がする』と飲まなかった為代わりに相伴にあずかっていた彼は持ち込みの白磁のカップを片手にしている。
「真太郎、紙とペンはあるな?」
赤司が云えばさっとそれを取り出す緑間。
今日のラッキーアイテムだ。
「万事抜かりはない」
エヘンと胸を張る緑間。
彼の持つスケッチブックとサインペンで高尾が器用に線の上下に名前を書いていく。