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末っ子の妹ができました。

第2章 はじめまして




「まぁ、なんだ。こんな奴らだが俺の息子達だ仲良くやりな」




「は、はい」




私の言葉に満足したのか白ひげさんはエースさんを呼びました。




「エース、お前はアリスの世話係りになれ」




「お、俺が⁉︎」




エースさんの大きな声に思わずビクッと反応してしまいました…。



エースさんはそんな私の反応が見えたのか




「わっ!悪い!!」




すぐに謝ってくれました。



きっと根はいい人なんでしょう。



なんせ、私を助けてくれたのですから。




「あー、分かった。俺がやるよ」




「と、いうことだアリス。お前はエースに色々教えてもらえ」





私は恐る恐るですがエースさんに近づいていきます。



ううっ。



心臓が爆発しそうです。




「は、はい」




「よ、よろしくお願いします。エースさん」




ペコリとお辞儀をする。




「エースでいいぜ!よろしくな、アリス」




エースさんは片手を出して握手を求めてこられました。



私は嬉しくて思わずぎゅっと握り返して




「はい!エース!!」




この船で最初の笑顔がこぼれた。












新しい家族が増えたということで今晩は宴を開いてくれるそうです。



早速料理をいただいているのですがどれもとっても美味しいです!




「よっ!食べてるか?」




リーゼントさん(確かサッチさん)が近寄ってきました。



大きなお皿にたくさん食べ物を乗せて…


どれだけ食べるんだろうと思ったのは内緒です。




「は、はい。いただいています」




「ははっ!そんなかしこまらなくていいぜ。今日から家族なんだからな」




…この船に入ってまだ数時間しか経っていませんがたった数時間で何回“家族”というな単語を聞いたでしょう?



本当にこの船は家族を大事にしているんですね。

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