第4章 隊決め
ドスン!と大きな音に連れられてゾロゾロと隊員さんたちが出てきました。
「おー!なんかすげーことになってんな!」
料理人のサッチさんはニヤニヤしてお魚さんを触ったりして、状態を見ているようです。
「うん。品質上等。エース、ナイスだ!こんばんは魚料理をするからな」
そういうと、サッチさんはウキウキして魚を持って行ってしまいました。
それにしても魚料理ですか…。
いいですねぇ~。
じゅるり。
思わず涎をたらしてしてしまいそうですよ。
今晩のご飯が楽しみですね。
「あ~、やることなくなっちまったな。よし、アリスいいところへ連れて行ってやる!」
ニヤッといたずら笑顔のエースに?を覚えましたが私はついていくことにしました。
で、ついた場所がここです。
「なんで俺のところにくるんだよい」
そう、マルコさんのところです。
「んな、つれねぇこと言うなよ!暇になっちまってよ~」
ぴくっ
…あれ、今マルコさんがぴくって反応したような気がします。
「…暇?」
あ…あれれ?
なんでしょう?何だかマルコさんの後ろに黒い影が見えるような気がします。
「エース、お前今〝暇”って言ったよな?」
さすがのエースもマルコさんの黒い影に気付いたのか、ダラダラと汗をかいております。
「エース、お前今何か月書類をためてるよい?」
「え、えーっと3か月…?」
その直後マルコさんの雷がモビーに落ちました。
「くそぉ、マルコのやつ…」
エースは結局自分の部屋で書類と向き合ってます。
ちなみに、私は監視役です。
理由は簡単。
マルコさんに真剣に頼まれたんです。
かれこれ2時間近くやってますがまだ半分も終わってません。
よっぱど書類が苦手なんですね。
この調子だと、今日中に終わるかも怪しいですね。
ぐ~ぎゅるぎゅる。
盛大なおなかの音が聞こえました。
「あー、腹減った…」
ああっ!エースがぐったりとしてしまいました。
これは緊急事態です!!