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末っ子の妹ができました。

第4章 隊決め



「うぉっ!アリス、くすぐってぇよっ!」



くすぐったいですか?

じゃあ、これならどうでしょう?



スリ…スリ…スリ…



さっきよりも丁寧にやってみました。




「…くはっ!くすぐってぇ!くくくっ…!」




むーん。


あんまりサッチさんにほっぺスリスリはしないほうがいいみたいですね。




「アリス、お前は基本隊の仕事と敵襲にあたったときは敵の海賊の名前、懸賞金の額、宝の場所を敵船に潜入して探してきてもらうことになる」




とお父さんは説明せてくださったのですが潜入って私にできるんでしょうか?



「お前のパンチはエースを吹き飛ばすほどのもんなんだ、猫の姿なら潜入しても警戒されねぇだろ」




なるほどです。

確かに猫の姿で潜入となれば私でもなんとかできそうですし、みなさんのお役にたてますよね。




「どうだ、やってくれるか?」

「にゃん!」




はい!もちろんです!



お父さんは私の答えを聞くともう話すことがないのか全員解散となりました。




「アリス、2番隊の奴らに挨拶しに行くぞ」




ひょいっと私はエースの肩に乗せられました。




「お前ら、2番隊に新しい隊員が入ったぞ~」




エースが一言かけるとぞろぞろと2番隊の人が集まってきました。



流石にこんなに集まったらいくら知っている人でもドキドキしますよね。




「みんな知ってると思うけど今日から2番隊に所属になったアリスだ」


「おー!アリス」


「お前2番隊に来たんだな!」




私はエースに肩から移動させられていつの間にか隊員さんたちに抱っこされています。




「うおー!やわらけ!」


「一回抱っこしてみたかったんだよな!」




うううっ…!

もみくちゃにされて苦しいです…


こ、これじゃ、私の毛が抜けちゃいますよ~



「おい、お前ら。そろそろ離してやれよ」




ああっ!

今はエースが神様に見えます。

助けてくださ~い!!



私は必死になってエースに前足を伸ばす。




「みゃ~ん」




それに気づいたエースはすぐに私を救出してくれました。



ふー、助かりました。


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