• テキストサイズ

末っ子の妹ができました。

第3章 新しい生活




「1人じゃ食べれぇなら俺が食わせてやる。ほら」




そう言い、エースも果物を私の口まで持ってきてくれます。



いえ、決して私は1人では食べれないということはないのですが…



エースは私が食べるのをじっと待っていますし、このままでも困るので…



パクッ シャクシャク



うん。やっぱりおいしいですね。




「うまいか?」




「にゃーん!(はいっ)」




とってもおいしいんですけど、エースも食べてくださいね?



結局、エースは私に果物を食べさせ終わってから残りの穂版を食べました。



因みに、私達が食堂に出た後




「エースのやつ、本気でアリスに惚れているよい」




「ああ、本人はまだ気づいてないようだけどな」




なんて会話があったのは当然知る由もありませんでした。



食堂を出てエースはマルコさんから仕事をしろと言われたらしいので、私たちは別行動となりました。



折角なのでほかの隊長さんたちの所にでも行きましょうか。



さっき食堂でマルコさんとジョズさんにあったので甲板にでも行きましょう。



風が気持ちいいくらい吹いています。



あ、見つけました。



4番隊隊長のサッチさんです。




「にゃーん(こんにちは)」




「おっ!アリスか!お前はかわいいな!!」




ぐりぐりと頭を撫でられます。



…子猫の姿だとよく撫でられるんですよね。



気持ちいいから全然いいんですけど。




「あーどっこいせっと」




サッチさんはゆかに座ったかと思うと足の間に私をのせました。




「ちょっと休憩。一緒に昼寝でもしようぜ」





そういえば、サッチさんはコックなんでしたっけ?



お疲れ様です。



サッチさんはもう眠りに入っていました。



よっぽど疲れていたんですね。



もうすでに軽くいびきをかいて寝ていらっしゃいます。



…私も眠たくなってきました。



さっきも日向ぼっこをしていましたけど、少しくらいいいですよね。



私はサッチさんのあしに挟まれたまま眠りに入りました。


/ 89ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp