第3章 新しい生活
みなさんお皿にいっぱい食べ物をのせています。
よくあんなにたくさん食べれますね…
エースは隊長さんたちが集まっているほうへ向かっています。
もちろん、私はエースの腕の中にいるのでえ必然的に隊長さんたちのほうへ一緒に行きます。
「なんだよい、エースかよい」
一番最初に私たちに気が付いたのはマルコさんです。
ほかの隊長さんたちも挨拶してくれます。
「アリス、メシとってくるからここで待っとけよ」
エースは私をテーブルの上においてご飯を取りに行っちゃいました。
…ちょっとさみしいです。
「アリス」
そんな私の様子に気が付いたのかマルコさんは優しく頭から尻尾の先まで撫でてくれます。
ふぁぁぁぁぁぁっ!!
これは気持ちぃぃ!
あまりにも気持ち良くてエースのことを忘れちゃいそうです。
あぁ、でも欲を言えばもう少し右のほうを撫でていただきたい…
ああっ!そこです!!そこそこ!!
むふ~、気持ちいい~。
「おーいアリス!持ってきたぞ!!」
ドン!
とても食器から出るとは思えない音がしました。
チラッとみるとそこには大皿にパスタ、サラダ、ご飯、お肉などなど…
とても1つのお皿に乗せる種類ではないと思うんのですが…
「アリスはこっちな!」
大皿の影から小皿が出てきました。
…お肉やパスタなどが一緒でないことを祈ります。
覚悟を決めてお皿のほうを見ると小皿には果物が数種類ありました。
よ、よかったです…
流石に子猫の姿ではお肉とかは食べられないので…
それだ派折角エースが持ってきてくださったのでいただくとしましょう!
いっただっきまぁ~す!!
さっそくひと口食べようとしたら時、隣でドサッと音がしました。
なっ!?なにごとですかっ!?
おもわず隣にいたエースを見ると見事に食べ物の中に顔を突っ込んで寝ていました。
これは大変です、このままではエースが窒息死してしまいます!!