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【おそ松さん】もう一人の俺

第1章 軽い気持ちで


おそ松side

もう辺りは暗くなってきた。でも家に帰ろうとは思わない。てか『みんな消えろ』なんて言っちゃったし、そんな簡単に帰れるわけがない。家に帰っても、慰めてくれる“お兄ちゃん”なんていねーし。

昔からそうだ。
『お兄ちゃんだから』
『長男だから』
気付いたら僕は長男で、いろんな事を任せられた。それに、いろんな事を我慢してきた。寂しくても、悲しくても、辛くても、苦しくても…みんなの前では弱い俺を見せなかった。どうしても我慢できない時は誰もいない所まで行ってこっそり泣いた。

そんな俺の苦労なんか知らずにみんなヘラヘラ笑って、何かあればすぐ俺を悪者扱いして…
おそ「長男ってなんだよ…六つ子だし…順番なんて関係ねぇし!」
俺は空に向かって両手を広げて叫んだ。

おそ「あー!もう長男やめたーい!」

……

ゆっくり手をおろす。そして頭の後ろに手を組んで歩き出した。
おそ「やめれるわけないか」
そんな簡単にやめられたら、とっくにやめてるっつの。その時、いきなりブオッと後ろから風が吹いた。
おそ「うおっ!強い風…」

振り向くと、そこには黒いパーカーを着た…俺がいた。

おそ「…え…?」

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