第4章 *恋色観覧車
後、どのくらいで出口なのかはまだ分からないけど
あれから、色々とおどろかされ続けた私は、けっこうぐったりしていた
「おや、もう出口のようだ」
そういって笑ったレイリーさんを見て、ほっとした。
確かに、出口らしき明かりが見える。
早く出口まで行きましょう!
と言おうとした次の瞬間
…あれ?デジャヴ?
「逃がすかぁああぁあぁぁあああ!!」
「死ィねぇぇぇええ!!」
「地獄まで、引きずり込んでやるぅぅうううううっ!!」
「けけケけケけけけ」
「おいでぇなぁぁさぁい」
3方向から
一 気 に
お 化 け が
「いやぁー!!?」
しかも、ラストだからなのか、出口まで走って追いかけてくるというオプション付きらしい
「そういえば、ここで捕まれば、お化け屋敷から出られなくなるらしいぞ?」
走りながら笑ってそう言ったレイリーさんの手をひきながら走って、レイリーさんと出口からでた。
「楽しかっただろう?」
そう言って、からかうようなまなざしで笑う玲瓏さんは
本っっ当に
ドSだと思った
…かっこいいけど