第4章 *恋色観覧車
だけど、私はどうやらなめきっていたようです
…シャボンディーパークのお化け屋敷
「ここにでてくるセットは、本物の…つまりいわく付きでな。シャボンディーパークがタダ同然で買い取ったらしい」
「…へっ、へぇ~。そうなんですか?すごいですねー。」
いわく付きとか、そんなの聞いてない
(当たり前)
うわぁー
なんでセットだけがそんなにすごいの…
「だが、怖くはないだろう?」
いわく付きという話をレイリーさんから聞いて、
さりげな~くレイリーさんの服の袖をつかんだ私に
いたずらっぽい笑顔で聞いてくるのは
絶対わざとだと思う。
レイリーさんは、ドSだと思う。
そんな事を考えていた、次の瞬間
「あ゛、ぁ…。た…タスケテ…」
イキナリ、女の人の声が響きだした
「!?」
レイリーさんは、
やっぱり余裕の表情
レイリーさんは、
常に余裕のある人なんだな…
頼もしい。
そして、
そういうレイリーさんはかっこよくて素敵だと思った
…いや、シチュエーションはお化け屋敷ですけどね?
かっこいいものはかっこいい