• テキストサイズ

*夢ノ館*-ONEPIECE-

第4章 *恋色観覧車


まず、いきなりジェットコースターを選んだレイリーさんはすごいと思った。


「あれに乗らないか?」


と、笑顔でこちらを見られては断ることは出来ない。


子供のような笑顔のレイリーさんは、年の割に体力がすごい事が分かった。


ジェットコースターに乗った後、メテオに乗らないか?


とイタズラっぽい笑顔で言われて、またしても私に断るという選択肢はなくなった。


だって、好きだから。好きすぎるから。

…しかし、メテオ…。


「すみません、やっぱり無理…」


「何を言ってるんだ?もう、てっぺんだろう。」


私は、メテオに乗ったものの、その高さにびびっていた。


そして、てっぺんに来て、ようやく震える声でそう言った。

玲瓏さんは余裕の表情でいる。

というか、私の発言に対してからからと笑ってもいる。


そして…


ゴォォォォォオオオ


「ぅきゃあーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーっっっ!!!!!!っ」



メテオがすごいスピードで落ちていき、ものすごい悲鳴がでてしまった。


だけど、それは仕方がないと思う。


レイリーさんは、降りた後も笑ったままだった。


次は何が来るのやら…


と、構えていると、レイリーさんが行こうと言ったのは、お化け屋敷だった。


シャボンディーパークに来たのは、実は初めてで、この地域に住んでいながら、一体どういうことかと思っていた。


しかし、シャボンディーパークのお化け屋敷は、これっぽっちも怖くないと評判なのだ。


だから、私は、正直言うと安心していた。


しかも、怖くてもレイリーさんがいる。

暗いお化け屋敷の中を、歩いて進んでいく。


入った瞬間、声優さんの声が聞こえてきた。


評判通り、そんなに怖くない。

と言っても、まだ少ししか進んでいないけど。


「怖くないですねー?」


「まだ入ったばかりだがな?」


やっぱり、レイリーさんに言われてしまった。



/ 105ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp