第14章 溢れ出すeroticism
息も出来ないほどの快感を、
受け流す事で精一杯の名前を
ゆっくりと腰を動かしながら見下ろす。
薬のせいなのか、感情的な涙を流す名前に
「大丈夫か?」と声をかけるも
口先だけで、腰を上下に動かし続ける。
『っあ‥‥‥ん!‥‥‥っ』
ギリギリまで抜いて、一気に突き落とす。
その度に息が途切れ、身体中に甘い痺れが広がり
頭を白く染める。
ザップの動きが一層早くなると
それに合わせて名前の息遣いも上がり
ザップへ回す手に力が入る
すがりつく様な名前の
流れる涙をペロリと舐め上げると
小さくごめん。と呟き動きを早めた。
「‥‥‥名前っ」
ザップが切なげな声で名前を呼ぶと同時に
名前のお腹へと白濁した物をぶちまけた。