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曖昧トワイライト
第4章 夢と思い出
「だったらさ、縛っちゃ駄目だよね」
暑いな、と思った。どうしてこんなに暑いんだろう。毛布が掛かっているから?
「やきもちなんかで…勝手に縛っちゃ、駄目だね」
私は、縛ろうとしていたのだ。きっと。木崎さんにやきもちを妬いて、なんでマーガレットなのか考えて。今考えると、馬鹿馬鹿しい。
「もう縛らないから、だから」
これだけは言わせて欲しいことがあった。彼女は寝ているし、きっと聞かれない。大丈夫。
「好きでした」
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