第19章 暁
「じゃあ、そろそろ勧誘に行きましょうか。」
小南に続いて、イタチとルナは飛段と角都の間に飛び降りた。
「私達は、暁。あなた、うちに入らない?」
「断る。暁だか何だか知らねえが、俺にはジャシン教の布教と言う使命がある。」
「あなたのその使命の為にも、うちに入ったほうがいいわ。
暁は暗殺戦争何でもやる殺戮集団だから。」
「………………」
飛段の表情が変わった。
小南の言葉を聞いて、飛段はその気になったようだった。
その日の夜は、飛段のお披露目会だった。
「ジャシン教の布教はこれまで通りやらせてもらうぜ。」
「好きにしろ。」
そう言ってペインは飛段に『三』と書かれた指輪を渡した。
「ツーマンセルも定まった。それぞれに任務を遂行しろ。」
ペインが厳かに言った。
かくして、暁のメンバーが集まった。