第3章 神隠れの里
「じゃあまず神皇一族から!神皇一族の血継限界は沢山ありすぎるから、まず、二つだけ!
『命遁』と『神通眼』だ!
まず『命遁』から。『命遁』は神隠れの里の人みんなが持ってる。
簡単に言うと、命というか、生命エネルギーや精神エネルギー、自然エネルギー、チャクラなどを直接やりとりできる!
触れただけで……あるいは手さえ触れずに、相手の生命エネルギーやチャクラを奪ったり、逆に怪我や病気を治したり!
ここまで、わかったか⁉︎」
「はい!……でも、あぶないね。」
いきなりハイテンションになったお父さんに若干引きつつも、私はそう言った。
「『命遁』において神皇一族の右に出るものはいないから平気だ!
じゃ、次!『神通眼』!これは神隠れの里の人でも、ごく一部の人間にだけ発現する!
簡単にいうと、我ら神皇一族のごく一部だ!
能力は、あらゆる忍術、幻術、体術を見極め、コピーしたり、成長次第で様々な特殊能力を獲得することだ。
他の血継限界の術もコピーできるんだぞ!
……お前ら、っじゃなくて、二人ともついてきてるかっ?」
私は頷いたが、キラちゃんは完全に寝ていた。お父さんは、
「まあ、まだ難しかったか。」
と独りごちて、話を終わらせてしまった。
お父さんて、アカデミーの先生なのかな?
なんか凄いテンションだったけど……
いや、それよりも……命遁、だっけ?すっごい使い勝手良さそうだなぁ……もうちょっとしたら、教えてもらお。