第13章 サスケの入学
なんとなーく、ナルトを家まで送っていくことにした。
「そう言えば、姉ちゃんの名前は何て言うんだってばよ?」
「そう言えば、言ってなかったね。
私は、ルナ。うちはルナだよ。」
「ルナ姉ちゃんか……………
あいつ、こんな可愛い姉ちゃんまでいて、羨ましいってばよー!」
「ええー、そんなことないよ。
……………そうだ、アカデミーに可愛い子いた?」
ルナは、サクラの話が聞けるかも、と思って訊いてみた。
「そうそう、サクラちゃんっていうカワイイ子がいたってばよ!」
ナルトはニコニコして言った。
「そっか、よかったね!」
ルナもニコッと笑った。
しかし次の瞬間ナルトはショボーンとしてしまった。
「でも、サクラちゃんはあいつが好きみたいなんだってばよ………」
「あー………」
今ここで未来のカップルについて言ってもあまり意味が無いので、それだけ言った。
そうこうしているうちにナルトのアパートの前まで来た。
「姉ちゃん、ありがとう。嬉しかったってばよ。」
「ふふ、それは良かった。」
「じゃあ、また会おうってばよ!」
「うん!じゃあね!」
手を振ってナルトとルナは別れた。