第1章 12ヶ月の物語
12ヶ月目~
付き合いだして1年がたつ前の日
"付き合って一年だよ…?
何か特別なことしようよ…(笑)?"
そんなあんの言葉に俺は……
"え…?特別なあれがしたいって…(笑)?"
なんて冗談で返し……
"そっちじゃなくて…
なんか記念日的なさ………"
そう言って声を小さくするあんを
後ろからぎゅっと抱きしめた…~
一年間……………
この日が来るんが
ずっと怖かった………
一年たっても
あんの指からあいつを追い出せんかったら
丸のところに行かる……
この関係を始めた時から
そう決めてから………
はじめから俺に
勝ち目なんか無かったんかもしれん
でも俺は…………
逃げんと自分の嘘のない気持ちを
この一年ちゃんとあんにぶつけてきた
そう自信を持って言えるから
明日が来て
あんを失って
傷付いてボロボロになったとしても
絶対に後悔することはない……………