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夜の暗闇

第2章 day







仕事終わりに玄関ホールで待ち合わせて、章大くんと映画館に行く





安田「ごめーん!!おそなってもたー」


『遅ーい・・・もう帰ろうかと思った』


安田「ごめーん。」


『ウソ。笑』


安田「ちゃんは、そんなことせんと思ってるで」


『絶対出来ひんわ。』





章大くんと一緒に映画を見た




その後、ご飯も食べた






何もやましいことなんかない







自分に言い聞かせた








章大くんとは、会社に行ったら絶対合う





いつの間にか、お昼は、いつも一緒に居てた






社内では、噂されてた





付き合ってるって






でも、別に社内恋愛禁止でもないし






他人にどう思われようと知ったこっちゃない






どうでもいい









忠義と付き合って5年の記念日まであと10日




忠義から電話があった





『もしもし?』


忠義「。最近どう?」


『どうって・・・変わりないよ?』


忠義「再来週の土曜日、夜でもいいから空けといてくれへん?」


『うん。空けとく』


忠義「話したいこともあるし・・・」


『今やったらあかん?』


忠義「電話じゃちょっと・・・」


『そっか。わかった。』


忠義「仕事終わる時間わかったらまた連絡入れるわ」


『わかった。じゃーまたね?』


忠義「じゃー・・・」






終わりや




だって、土曜日は記念日の前日



あたしは、確信した








別れを切り出されるんやって










忠義との電話の後、章大くんに電話した



『章大くん・・・』


安田「どうしたん?」


『ううん。なんか・・・』


安田「いつもと違うで声」


『ちょっとね。あー・・・あたしってアホやなぁーって・・・』




気付いたら、涙が溢れてた



あたし忠義が好きで・・・



ほんまは、絶対別れたくない




安田「んー?そうかなぁー?僕は、好きやで?ちゃんのこと・・・」


『え?』



安田「今から行くから」





そのまま電話が切れた











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