第2章 day
章大くんと知り合って・・・
章大くんのことを考える時間が増えた
忠義からの連絡もない
あたしからも連絡してへん
すぐそばの優しさに甘えてた
章大くんとランチを繰り返した
会社の外では、ラフな感じ
安田「ちゃーん。今日は、何食べる?」
『今日は・・・お弁当やねん。はい!!』
安田「え?僕にも?」
『うん!!一緒に食べよー』
安田「じゃー屋上行こう!!」
『行くー!なんか屋上って、喫煙所なイメージあったからさー』
安田「全然そんなことないでー。静かやし」
安田くんについて行った
一緒にお弁当を食べる
『口に合うかわからんけど・・・』
安田「いただきます・・・んっ!!めっちゃ美味しい!!ちゃんの旦那になりたいわー」
『もうー。そんなことないってー』
その時、あたしの電話が鳴った
ディスプレイには・・・忠義
あたしは、章大くんからちょっと離れて電話に出た
『もしもし?』
忠義「・・・今、お昼?」
『うん。どうしたん?』
忠義「どうしてるかな?って思って・・・」
『ご飯食べてたー。初めて屋上に来てさー』
忠義「え?一人で?」
『あーうん・・・』
忠義「そっか・・・。あ、はーい。今行きます。ごめん。仕事戻るわ。じゃー」
そのまま電話は、切れた
章大くんの元に戻った
安田「彼氏かぁー?」
『う、ううん。友達。今度遊ぼうって』
安田「そっか。あ、今度映画でも行かん?」
『うん。あたしあれ見たい!!』
安田「あの恋愛物のやつ?」
『そう!!めっちゃ見たい!!』
安田「今日とかどう?仕事終わってから行かん?」
『行く―!!』
あたしは、嘘をついた
人は、ウソつきや
誰の為でもない
嘘をついた
ただ自分の為だけに・・・