第2章 day
嫌いになろう
忠義のことをそう思うようにした
まだ1日目
やっぱ出来ひん
部屋を見渡せば忠義との思い出ばっか
スマホ見ても、忠義との写真
大声を上げたいぐらい・・・
今日は、お弁当作る時間なかったから
社食
1人でランチを食べてたら声をかけられた
安田「お疲れ様です。昨日は、どうも。」
『お疲れ様です。』
安田「さんって言うんですね。」
『あ!!すみません。名前言うてなかったですね。』
安田「電話でも、はっきり聞いてへんかったから」
『すみません。電話対応、ほんま慣れなくて・・・』
安田「あ、一緒にいい?」
『あー。どうぞどうぞ!!』
安田さんと一緒にご飯を食べた
あたしより2つ上の安田さん
めっちゃ親しみやすくて、優しい
めっちゃ気が利く!!
いいなって思った
翌日もお弁当作る気になれんくて、社食に向かった
入り口で安田さんが居てた
『あ、お疲れ様です』
安田「外にランチ行かへん?」
『え?』
安田「おいしいとこあるねん。この前のお詫びに・・・」
『いえ。そんな!!』
安田「行こうー」
あたしは、安田さんに付いて行った
隠れ家的なお店に入ってく
安田「こんにちはー。今日は、2人」
店員「そうなん!?彼女でも出来たん?」
安田「そうやったらええんやけどなぁー。まだ片思いかな?」
あたしは、一瞬ビックリした
ま、でも・・・おばちゃんやから言うてるだけやろな
安田「僕のおススメでいい?」
『はい!!』
仕事の話も交えつつ食事を終えた
安田「ちゃんって呼んでもいい?」
『え?・・・はい・・・』
安田「僕のこと章大って呼んで」
『じゃー章大くんで・・・』
安田「ありがとう。あ、もう終わりやな。午後からも頑張ろうー」
お互いの場所に戻った