第4章 dream
忠義は、あたしを抱きしめながら話した
忠義「弁当めっちゃうまかった。でも、食べたの夜やってん。残業で帰って来て、 食べた後で手紙見つけて・・・気付いたら、車ぶっとばしてた。待たしてごめん。」
『来てくれへんと思った・・・あたし・・・最低なことしたし・・・』
忠義「手見てみ?」
『え?』
忠義「指輪。外してたらもう辞めようって思ってんけど・・・つけてたから。まだって」
『忠義・・・忠義・・・』
あたしは、忠義の腕の中で泣いた
『あっ!!!』
忠義「どうしたん?」
『もう1回ほっぺたつねって?』
忠義「え?」
忠義は、不思議な顔をしながらもあたしのほっぺをつねった
『痛くない・・・』
忠義「ん?」
そう言って、力を込めてつねった
『いひゃい・・・(痛い)』
忠義「やから、夢ちゃうで・・・」
『夢であって欲しいような。現実であって欲しいような・・・』
忠義「あははーどっちなーん?」
『ほんまにいいん?』
忠義「いいよー。・・・でも、一緒に住んで?」
『え?』
忠義「寂しかったんやろ?」
『・・・』
忠義「ごめんな」
『もう・・・謝らんといて・・・忠義・・・なんも悪くないやん・・・』
忠義「・・・」
泣いてるあたしに、キスをした
忠義「はぁー・・・ラーメン食いに行く?」
『うん』
忠義「夜中にラーメン(笑)悪いなぁー(笑)」
『めっちゃ(笑)』
忠義と手を繋ぎ近所のラーメン屋さんに行った
カウンターにぴったりくっついて座った
ラーメンを食べて忠義の家に戻って
一緒にTVを見た
でもすぐに寝ちゃって
気付いたら朝やった
『忠義・・・朝・・・』
忠義「んー?」
『朝やで?仕事・・・行こう』
忠義「んー・・・」
思い体を起こして支度をした
あたしは、一度家に帰ってから仕事行くことにした
仕事が終わったら、荷物を持って忠義と一緒に暮らす
不安と嬉しさが混じってた