第2章 あの日から…
相変わらず銀八は私のことを助けてくれない。そんな奴が教師でいいのやら。
私はそう思いながらノートをとる。銀八の授業だ。なるべくこいつの授業には出たくない。でも点数下がるから授業に出る。
この教室にも居たくない。居場所がなくなる。
休み時間。やはり神楽が来る。
神楽「おいさくら。里咲に謝れヨ。」
『やだね。つーか、なんでチャイナが言うの?あたしはあんたの生徒じゃねぇ。オメェが指図すんな。』
神楽「なっ!!!!」
『朝マヨラーにも言ったがオメェは私の教師か?教師じゃねぇんだったら指図すんな』
私はそう言い、教室を出ようとする。だが、行く手は阻まれる
銀八「教師じゃねぇとダメなんだったら俺から言う。里咲に謝れ。オメェがやってることは間違ってる。」
『私のやってることが間違ってる?はっ!そんなの知ったこっちゃないね!それでもアンタは教師か?生徒の表だけ見て、裏は見ねぇ。どの教師も同じだなぁ。みーんな教師は無能。どいつもこいつも学校の名誉のため。いじめなんぞ起こしたら名が汚れる。それと同じだよ。生徒の表だけ見て裏は見ねぇ。それで表でワリィ奴がいたらそいつを攻める。そいつが悪くねぇやつだとしたら?オメェはどうなる?こっちは教育委員会にも相談できらぁ。まあ、そのへん考えとけ。お前が間違ってるか、私…いや。俺が間違ってるか。明日答えだせ。』
そう言って私は教室を出る。それに続いて奇兵隊の人たちも出る
また子「いいんっすか?あれで。」
『いいんじゃないかな。あいつは。銀八は。自分があってるって言ってくるよ。どうせ教師はみんな生徒の表だけしか見てない。みんなおんなじなんだよ』
武市「さくらさん…」
『ねぇ。晋助。あんたならどうする?私は自分の思うことを行ったよ。あんたならどうした?』
高杉「さあな。なぐりかかってでもしたんじゃねぇか」
『ふふっ。晋助らしいね。』
私は心から泣きたいと思った。屋上で晋助なんかと話していた時、屋上の扉が開く音がした。
そこに立っていたのは沖田総悟。
『ようドS。何か用か?俺ぁオメェに要はねぇ。それとも銀八になんであんなこと言ったってなぐりかかりにでも来たか?俺ァてめぇより強いぜ。俺ァ何をされても里咲に謝るつもりはねぇ。あいつが全部わりーんだよ。』
万斉「さくら殿…」