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反対【3Z】

第2章 あの日から…


2年z組になり、神楽や妙ちゃん、土方などが同じクラスになった。新学年から1ヶ月たち、転校生が来た。
佐藤里咲だ。そこから私は悪者。いじめられた。
かわいそうなヒロインが里咲。悪女は私。私はクラスでの居場所を失った。友達と思っていた神楽も、妙ちゃんも、信頼していた銀八も。みんな里咲の方へ行ってしまった。

毎回人がいないところに連れて行かれて、叩かれたり、蹴られたり。みんなそれは里咲がやられたと思っている。

里咲「お前はわたしの引き立て役にすぎないんだよ!」

何度も何度も蹴られる。殴られる。一回、銀八に助けを求めたけどそれは無意味だった。

銀八「それはお前がやってることじゃないのか?何な嘘をつくんだったら里咲に謝って、神楽達にも謝って、二度とこんなことするな。」

助けてくれない。誰も。誰も。
だから私は毎日屋上でひっそりと泣く。誰にも助けなど求めず、一人で抱えて、死んでゆく。遺書でも残して死のうか。そのほうがいい。真実を明かせる。みんなの一生のトラウマになるかもしれない。

そんなことを考えながら私は泣く。
泣いて泣いて枯れるまで泣く。

落ち着いたら帰る。私のやり方。私の事を唯一陰で支えてくれるのは鬼兵隊のみんなだけ。後のみんなは私の事を悪者だと思ってる。

鬼兵隊のみんなだけが私の唯一の宝物だった。
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