第5章 永遠に ~原田左之助〜
朝、目が覚めると俺の周りには、空になったとっくりが散乱していた。
俺は、確か新八と飲みに行っての事をどう思っているか聞いて……
順をおって思い出しても、この状況についてはまったく思い出せない
酒の飲み過ぎて頭痛がする
俺は頭を抱えながら必死に考えていた
すると、戸を開ける音が聞こえた
「原田さん」
俺は、後ろを振り向くとが戸の前で立っていた
そして、が盆を持って入ってきた
朝から見れるだなんて、少し嬉しい
「原田さん、昨日は平気でしたか?飲過ぎはよくありませんからね?気をつけてくださいね」
は微笑み俺の前にお茶を差し出した
「なぁ、俺の周りには、こんなに空になったとっくりが散乱しているんだ……?」
「原田さんったら、帰ってきたらいきなり浴びるようにお酒を飲み出したんですよ?」
俺がか……?いつもは、量を守って飲んでいるはずだが……
昨日の俺は、いったいどうしたんだ??