第1章 この世界には僕と君だけ 〜沖田総司編〜
でも、僕は左之さんを殺すことなんか……
「沖田さん」
「あっ…」
君は僕に微笑みかける
「どうしたんてすか?ボーッとしてましたけど、体調でも悪いんですか?」
僕を心配してきてくれたらしい
「うん……大丈夫だよ」
彼女は心配そうに僕の顔を覗き見る
「ねぇ、抱きしめてもいいかな?」
僕は彼女の答えを聞く前に抱きしめていた
だって、可愛かったから
「お、お、沖田さん!!??」
あぁ…。僕だけのにしたい
誰にも触れさせたくない
は僕だけを見てくていればいいのに
「ねぇ、僕とこれからも一緒にいてくれる?」
彼女を抱きしめる力を少し強めながら聞いた
「えっ…………。フフッ当たり前ですよ、私は新選組がある限りずっと居ますよ。だから沖田さんとだって……」
彼女の「一緒」と僕の「一緒」はまったく意味は違うけど
彼女が「ずっと一緒」に居れなかった時は彼女を何処にも行けないように監禁してしまえばいい。とその時思った