第6章 有終の美を貴女に 6
「...何のつもり、って?」
手に力が入る
肩が強張り、手が震えてくる
「一体、一体何なんですか。私は平穏に生きていたいだけなのに。私が何をしたって言うんですか。」
言いたくない言葉まで、次から次へと零れてくる
「そもそも、私が生きているのが悪いっていうのに。死にたいのに死ねなくて、生きたくないのに生きさせられて。こんな生活に救いなんてないんですよ。やっぱり私はあの時死ぬべきだったんです。屋上から飛び降りて、木っ端微塵の肉塊になって、赤い血液を撒き散らして、死ねばよかったんです。」
目に熱を帯び、頬を水滴が流れる
悲しくなんてない
辛くなんてない
そう、言い聞かせていたはずなのに