第4章 有終の美を貴女に 4
――――――時は過ぎ、肌寒い風に身じろぎしながら学校へと向かう。
幸いにも、明日からは冬休み。周りもざわつき始め、正直にいえば目障りだった。
何より...先輩に会う為の名目がなくなってしまうことが何よりも寂しかった。
先輩はもうすぐ受験シーズンに入る。公立ともなると三年になってすぐにでも勉強をしなければならないだろう。
...そうだ。
たった一度、たった1度でいいから。
言って逃げるだけでもいいから。
――――告白を、しよう。
そう決めたのは、冬休みのある日の夜のことだった。