学園は溺愛の箱庭(ONE PIECE長編学園パロ夢・番外編)
第3章 年越しそばと姫納め(*)
「続き、やるぞ」
「ん、」
改めて確認すればセナがコクリと短く頷いたのを合図に、ローはパジャマのボタンに手をかけた
一つ二つとボタンを外してゆき、露わになった肌はほんのり桜色に染まり艶かしささえ感じる
ツッ…と滑らかな肌に指を這わせれば、くすぐったそうに身をよじって微かな笑い声を漏らした
「ふふっ」
「何がおかしい」
その笑い声が擽ったさだけのものではないことが、ローにはお見通しだったらしく、不機嫌そうな声を上げれば詰るように膨らみの先端を軽く摘まれる
「ァ、ンッ」
突然のことに、思わず息を詰めて短く声を上げたセナ
それに気をよくすると、指先で弄ぶように強弱をつけて本格的な愛撫を開始した
「ンン、ッひぅ!」
「セナ」
「ふぁ…?」
「そのまま見とけよ」
上目遣いで見上げた瞳と視線が絡めば、指で弄るのとは反対側の先端に恭しくキスを落とし、チラと舌を覗かせて突起全体を覆うように押し当てる
「あ、ふ…ッ」
恥ずかしげに顔を真っ赤にしながらも、目を離さないセナに内心笑みを浮かべながら、飴玉を転がすように舌先でつついたり軽く歯を立てた
「ンッ、ん!ぁっ、ロー…ッ」
「なんだ」
切なげな声で呼ばれたので、視線だけ上げると困ったように眉を下げこちらを見下ろしているセナと目が合う
視線だけで続きを促すが、恥ずかしげに口ごもるばかりで口を開こうとしない
仕方なく一度顔を上げて、何事かと聞こうとしたところでふと視線を下に落としてみた
固く閉じられた太腿が、微かにだが擦り合わせるような動きをしている
そこでようやく、セナの言いたいことに見当がついた
「で、どうした」
あえてローからは口にしない。数分前のやり取りを思い返せば学習してないと言われるかもしれないが、やはりここは直接本人の口から言わせてみたい
自分だけしか知らない彼女を、もっと見せて欲しいと思うのは欲張りだろうか
「ッ…その」
「ん?」
真っ赤な顔をして視線をさ迷わせながら、時折チラチラと視線が絡む
無言でも分かってくれと、その視線が訴えてはいるがローは分からないフリをして首を傾げた
「言わねェのか?」
「わ、分かるでしょ…っ?」
「分かんねェな」
至極分からないというように肩を竦めてみせると、意を決したのか唇がキュッと引き結ばれる