第3章 本日のお仕事
着替えて大広間へ行くと、ほとんどの刀剣達は座っていた。
「あ、主おはよー」
のほほんとした声で呼ばれ、そちらに目をやれば、清光が手招きをしている。
『今日は、清光が隣なのね』
清光の隣の空きスペースに腰を下ろし皆が揃うのを待つ。
最後に寝ぼけ眼を擦りながら大広間に足を踏み入れた国永が座ったのを合図に長谷部が今日の内番を発表する。
「今日の内番を発表するぞ。まず、馬当番____」
次々に発表されていくなか、手合わせの者を発表する直前で長谷部と目が合う。
やっぱり、吃驚するよねぇ…。
「最後に、手合わせ。加州清光と大和守安定。それから……桜子様、以上だ」