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【ワンピース&テニプリ混合】夢と希望の架け橋

第2章 大好き


今日は大好きなONE PIECEの最新刊の発売日
待ちに待ったこの日の為、毎朝の日課である早朝トレーニングを一時間早起きしてやり遂げた足でコンビニ迄走っていた。


『随分早起きだね』
『うわ!なんだ、幸村か‥』
『何だとはご挨拶じゃないか、で‥今日は例の本の発売日だったよね?だから早起きして』
『買いに行かなきゃ~』
『‥行ってしまったな。』
『精市を無視するとは、彼女らしいといえばらしいが』
『まぁいいさ、あれを約束してくれたからね。』
『何だ、あれとは?』


意味ありげな幸村に真田が眉間に皺を寄せている背後から突進してきたが激突すると、つんのめり危うく幸村を突飛ばしそうになるのを柳が腕を掴み止める


『ごめんね真田、大丈夫?』
『だ、大丈夫だが‥幸村、すまんな。』
『ぶつからなかったから大丈夫だよ。』
『‥‥』


いや、そのスマイルは怖いのだけど

とは誰も突っ込めず、はGETしたONE PIECEの最新刊を胸に抱きながらスキップする勢いで歩きだすと、三人も共に歩く


『その漫画は其ほど迄に楽しいものなのか?』
『真田ったらまだ、読んでないの!?』
『漫画自体読まんからな。』
『ONE PIECEは特別なの、漫画のくくりを抜いてでも読むべきだし寧ろ読んで!』
『強制か!?』

『いいじゃないか、真田は真田、君は君だろ?俺は好きだよONE PIECE』
『流石は幸村、話が分かるよね~』
『うっ‥』
『弦一郎、読みたいのならば貸してやろう。』
『蓮二も読んでいるのか!?』
『赤也に無理矢理な、あれも同様依存している。』
『けしからん!学業のある学生が!』

『お~い真田君?赤也苛めたら私が許さないって分かってるよね?』


ニッコリと天使のスマイルの背後に黒いオーラが見えるのは何故だ‥

真田はたじろぎそっぽを向くとにポンポンと肩を叩かれ溜め息を付く


『赤也を可愛がっているからな、お前も苦労するな。』
『全くだ‥』

『二人とも、朝練に遅れるよ~!』
『遅れたらボール拾いしてもらうよ?』


前を歩く二人の微笑みに、真田と蓮二は駆け出す

そう、こんな日常がずっと続くと思っていた

まさか、この数日後に

あんな事件に見回れるとは
この時は誰も予想だにしていなかった‥
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