第30章 青峰と黒子と少女の出会い
ザァァァッと降り続く雨
「この試合俺応援しに言ったんだけど、凄かったぜー?特に1年の青峰と上崎2年の井上って奴の一騎討ちが凄くってさー!両者譲らずって感じで熱かったわー!」
「へー!」
テツ君は少し暗い顔をして歩き出した
『……テツ君……』
黒子「大丈夫です……」
私はベシッとテツ君の頬っぺたを両手で挟んだ
『大丈夫じゃないのに、大丈夫って言うのは駄目だよ!』
黒子「……痛いです……」
『だって痛くしてるもん』
小さくと笑うとテツ君も小さく笑った
黒子「ありがとうございます、凛さん」
『え、テツ君ってMなの?』
黒子「違います、て言うかどこでそんな言葉覚えたんですか」
『?友達ー』
黒子「……(その人いっぺん絞めます!)」
私達は薄暗い廊下をふざけて歩いた