第29章 ウィンターカップ〜桐皇VS誠凛〜前編
大我「なぁ、今なに考えてたんだ?」
突拍子もなく大我はいきなりテツヤ君に聞いた
大我「慰める必要は無さそうだけど、ただ風に当たりに来た訳じゃねーだろ?」
テツヤ君は大我から目を反らした
黒子「火神君はバスケは好きですか?」
大我「は?」
黒子「別に難しいことを考えてた訳じゃありません。この試合僕はどうしても…勝ちたい。桃井さんとの約束も勿論ありますが、本当はただ…見たいんです。もう一度…青峰君はいつも笑顔でプレーしてて、バスケが本当に大好きでした。今の彼を否定して、偉そうに何かを諭すつもりはありません。ただ…ただもう一度青峰君が笑ってプレーする姿が見たい……この試合に勝つことが出来たらもしかしたら」
大我は首の頭を掻きながら呟く