第29章 ウィンターカップ〜桐皇VS誠凛〜前編
桃井「そうですね。やっと見つけた自分の全てを出させてくれる相手。多分今頃青峰君は嬉しくてしょうがないと思います」
青峰は静かにニヤリと笑った
No side終
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私とテツヤ君は静かに外を眺める
黒子「凛さん」
『んー?』
私が緩い返事をするとテツヤ君はこっちを見た
黒子「どうして…助けてくれるんですか?あんなに酷いことしたのに」
『んー…謝ってくれたから…かな?死んだ母がよく言ってたの。”裏切られても傷付いても謝ってきたら許しなさい”って』
ニコリと微笑むとテツヤ君は納得してないように見えた
『テツヤ君がどんな答えを求めてきたのか分からないけど…私は私の思うように動くだけ。もう誰の操り人形じゃない。この誠凛バスケ部を…テツヤ君を支えたいと思ったから支えただけ』
私の言葉にテツヤ君は微笑んだ。するとバサッとテツヤ君にはジャージが、私にはカーディガンが掛けられた
大我「体冷えるぞ、バカヤロー」
黒子「火神君」
『大我…』
大我は顔色変えずに私達に言う
大我「早く戻らねーと後半始まっちまうぞ?」
黒子「すみません、すぐ行きます」
『ホントだ…』
私とテツヤ君は掛けられたものを羽織った