第29章 ウィンターカップ〜桐皇VS誠凛〜前編
「よっしゃー!」
「ナイスシュート!」
青峰は戻る火神に声を掛ける
青峰「なんだ、気のせいかよ?ヤル気満々の面して出てきたと思ったけどな?」
大我「うるせっ!今のはたまたま木吉さんが良い面取ってただけだ!安心しろよ。逃げる気なんて更々ねーぜ!」
青峰にそう言い睨む
ボールは青峰
紫原「(チェンジ・オブ・ペース)」
チェンジ・オブ・ペースとは青峰が得意とする技の一つ
仮にタイミングを読みきっても止めるのは至難
緑間「(それより気になるのは)」
黄瀬「(火神っちの姿勢……あれは脱力した自然体の構え。まるで青峰っちと同じような……)」
青峰はカッと目を見開いた
赤司「(……来る)」
赤司が言うのと同時に火神はボールを奪おうとする