第27章 誠凛VS霧崎第一
もがけばもがくほど、はまっていく
蜘蛛の巣に捕まった獲物だ
ブザービーターが鳴り響き、第3Q終了
得点は47対58
伊月「くそ!」
戻ってきた伊月先輩はドンッとベンチに両手を叩きつけた
木吉「(ダメだ、完璧に悪循環だ。皆頭に血が上れば上るほど、花宮の思う壺だ)」
リコ「(花宮君のスティールがコレほど決まるとは誤算だったわでも、いつものうちなら、外からの攻撃で得点で来たはず…)」
『(この試合のもう一つの誤算は日向先輩のシュートが今日一本も入っていないこと)……テツヤ君』
私はテツヤ君の前にしゃがむ