第26章 少女の過去〜木吉との出会い〜
『鉄平さんもマコ君も嫌いならそういってくれても……』
うぅ……それとも言えない状況にしてしまったんでしょうか……?
木吉「え?俺は……好きだぞ?」
花宮「っ……俺だって嫌いなわけじゃ……」
『そっそんな嘘つかなくてもいいんですよ……!』
腕引き千切りたいくらいに嫌いだとは……
木吉「いや、だから」
花宮「……」
流石に凛を取り合っていた等言えなく、二人は口ごもる
花宮「凛、俺は……クソッ……俺はお前が嫌いなわけじゃねー!」
いきなり言われた凛は驚きで固まる
ついでに涙も止まっていた
木吉「俺も」
するとみるみる内に凛は安心した様に微笑む