第26章 少女の過去〜木吉との出会い〜

花宮「あぁ？その手を離せ」

木吉「花宮こそ」

『あっ、あの……』

うっ腕が痛いんですが……
このまま、半分に千切られたら……考えてゾッとした
そっそんなホラーな人になりたくないです……！

『痛いです……！』

ギリギリ、ミシミシ……腕が悲鳴あげてます

木吉「あっ、すまん」

花宮「チッ……」

お互いに手を離してくれて、取れてないことを確認した

『っ……ひっ酷いです…！』

私のことそんなに嫌いだったんですね…
ショックです……

木吉「凛？」

花宮「……！」

ポロポロと涙が流れて止まりません……