第26章 少女の過去〜木吉との出会い〜
『はい、ありがとうございます。えっと……それじゃあ』
ペコリと頭を下げて行こうとする
木吉「あっ、なぁ…!君の名前は?」
『え……あ、雨月 凛です』
木吉「そっか、よろしくな?」
ニコリと笑って言われて私もコクンと頷く
『それでは……』
木吉「あぁ」
私は頭を下げて、木吉さんは手を振ってお互い別れた
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それからも
木吉「はい」
『あ……ありがとうございます。あれ?木吉さん?』
取れなかった本を取ってもらったり、たまたま行ったところで偶然あったり
『ふふ……すごいですね』
木吉「ここまで偶然が続くのは初めてだ」
二人でクスクスと笑い合う